06/06の日記
07:10
I mean ... C
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「な・に・が・?」
怒りを押さえ、極力顔には出さないように聞き返す事が出来たのは、我ながら立派だと思う。
「ゴメン、ゴメン、変な意味じゃなくて。 こないだのナミさん、クソ大人っぽく見えたからさ、まさか高校生だったなんて思わなくて」
誉め言葉だか何だかよく解らかったが、その口元の緩んだ笑みから悪意は感じない。年下だと判った今でも、すっかり「さん」付けだ。
「よく言わるわ」
「いくつ?」
「あら、女性に歳を訊くの?」
「これは失礼!」
深々と頭を下げる様を見ると、なんだかこっちの方が跋が悪い。
「冗談よ。今年18」
「じゃ、おれの1コ下か」
「え”」
「え”って…まぁ、おれも上に見られるコトが多いけど」
こっちこそ騙された気分だ。どう見ても二十歳前半だと思っていた。無精髭や格好がそう見せるのだろう。
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