●置き詩

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12/24(Thu) 21:10
ペペ&サンタ
£ονёγ


フジャデルホルムの森の深くに、
別名‥砂の商人ともいわれる妖精のお婆さんが住んでいる。
小さいがたくましく、普段は街の家々の屋根の上で大きな荷車を押しながら歩いている。

夕暮れ‥そろそろ仕事が始まる時間だ

ペペが荷車の支度をしていると、なんだかいつもとは違う街の様子に大慌て!

とっくに空は闇に覆われているのに教会の天窓から無数に伸びた明るい灯火に気付いたからだ。

今宵はそう
Happy Merry X'mas
゜・*:..。o○☆*゜


ペペもサンタのお手伝いに駆り出される多忙な夜だ。大慌てで荷台にいつもの数倍の星の砂を積み直し、颯爽と街の屋根から屋根へと走り出す

ペペは眠りの妖精‥
子供達に星の砂を投げかけ深い眠りへと魔法をかける。どんなに不眠症の大人でも、彼女が現れると、どなたかしら?と考える間に夢の中

シャンシャンシャン
Happy Merry Xmas
゜・*:..。o○☆*゜

『これはこれはサンタ様、今宵も人々は良くお眠りになっております。今のうちにさぁさ、お仕事、お仕事』

サンタはトナカイのソリをとめ屋根の上から大きく手を振るペペの手を優しく握りしめ、

随分と星の砂で手が荒れておられるのだな


情け深く目を細めながら、そう呟くとポケットから赤い手袋を取り出しペペに渡した。

おゃおゃ、こんな年寄りのアタシに赤い手袋だなんて。

何をいう
君はこのワシの目からは永遠の美少女さ!


この瞬間、ペペの頬はサンタに貰った赤い手袋よりも更に真っ赤な色に染まり

ペペは恥ずかしそうに下を向いたままクルリと背を向け、

『サンタ様、急がないと夜が明けてしまわれますよ!さぁさ、お仕事、お仕事!』

いつになく高らかに天空に舞い踊るペペの後ろ姿‥

家々の屋根が砕け落ちる勢いで元気一杯に、荷車が駆け回る


ハイドー!

傍らで思わずニヤケてしまったトナカイ達に仕事開始の気合いが唸る。


シャンシャンシャン
Happy,Merry,X'mas
゜・*:..。o○☆*゜


※どうか今宵は、
世界中の誰もが幸福な夜を過ごせます様に‥

by-fromloverより☆彡

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