至宝のシンアス
□交わり
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*交わり*
艶めいた翡翠に引き寄せられるように、シンはアスランをベッドの上に倒した。
「キスしていいよ」
ためらうシンに、アスランは微笑する。シンが唇を重ねると、アスランは舌をからめた。熱い吐息が、重なった唇の間からもれる。
「脱がしていいよ」
言いながら、アスランはシンの下肢に触れた。先の行為を促すように。
シンはアスランの服を剥いでいく。白い肌に、息を呑んだ。
「触っていいよ」
シンは指先で肌をなでた。くすぐったそうに、アスランは身じろぎする。胸の果実を口に含み、シンはアスランの欲望を手で包み込んだ。しごいて溢れてきた蜜を指にからめ、蕾に挿れる。ひくつく奥へと指を進める。アスランの中は温かく、今すぐ体を繋げたいと、シンは思った。
「もっとほぐせ」
すぐに指を抜こうとしたシンに、アスランは苦笑した。ほぐさなければ、狭すぎて、自分だけではなく、シンが痛い思いをすることになる。
シンはたっぷりと愛撫し、蕾をほぐした。
「挿れていいぞ」
シンはアスランの中に自身を挿れた。内壁とこすれ、快楽の波が押し寄せる。
痛くはないのだろうかと、シンはアスランを気遣い、ゆるやかに動いた。
「もっと動け」
激しく、交わりたい。熱を、高めたい。
シンは頷いて、ぐっと、奥を突いた。
激しい律動。二人を包む空気が、甘くゆらめいた。
END
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