過去に見た夢。

□ラブトーク
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日曜の昼下がり。
長くて甘いキスの後、衝撃の事実。


「なぁ、いつも思うんだけどよ、お前、キスしてる時の顔、すげぇかわいいのな」

「は?な、何言ってんの?」

思わず顔が赤くなる。



「いや、いつ見ても飽きねーなぁと思ってさ」

「ちょ、そんなのいつ見てんのよ?」
「キスしてるときに決まってるだろ」

まさか・・・

「アンタ、目ぇ、開けてんの?!」
「当たり前だ」

うそ?!

「うそでしょ?!いつから?!」

「ん?はじめから」

「そうじゃなくて、もしかして…いつも開けてんの?」

「あぁ」
「うそ…!」
「初めてキスしたときからずっと」

なにそれ!?
思わずうつむいた。
目、開けてたなんて、全然気がつかなかった。
もう、死ぬほど恥ずかしいじゃんか。


「何でよ?」

少し上目づかいに睨んで聞いたのは、照れ隠し。

「なんで目閉じないの?」
「二人とも目ぇ閉じたらわかんねーだろが」
「いや、わかるでしょ!」


「あー、もう。恥ずかしくて死にそうだわ」

明らかに顔が火照っている。

「男ってそんなモンだろ?」
「そ、うなの?」

「しらねーけど、キスしてる顔、見たいじゃん」

「もう、何も言うな!」

マジで恥ずかしいんだから!



だけど…

「あのさ、みんなそうなのかな?男って目閉じないのかな?」

「オレはそう思うけど、実際はどーなんだろな」

「ちょ、ちょっと聞いてみてよ!!」

「聞くって誰に?」


………


「柳にでも聞くか」
「イヤ、やっぱ聞くな」




「ねぇ、もう見ないでよ」
「イヤだ」

「そんなこと聞いたら、恥ずかしくて出来ないじゃん!」
「イヤだ」

「じゃあもうしない!!」

「………」

「しないから!」

「………」

「しないんだってば!」

「………」

「しなっ………」

いって言ったのに!!






だけど…
触れた唇は気持ちがよくて、あぁ、愛があるなって感じる。

キスは、
世界で一番、私が愛を感じる時だったりする。








End.

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