11/19の日記

18:27
年の差語り。
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唐突に年の差萌えがフィーバーしたのでちょっと語りますね。

ありがちな話をします。
知り合いに頼まれて仕方なく子どもを引き取った独り身の三十路前後の男性×大人にあこがれる12歳から14歳くらいの男の子
っていう話です。


男の子は引き取られた当初はそりゃもう警戒心が強くってほとんど喋らない。男性もどう接していいか分からないので精一杯優しくするが受け入れてもらえない。
男性は困るけれど友人の頼みでもあるし身寄りが無くて自分の元へ来たのだから、がんばって打ち解けなきゃなあとか思っている。
男の子は早く自立したくて大人になりたいと思っている。見ず知らずの人にお世話されるのもあんまり好ましくないし。

慣れてくると男の子にも表情が出てきたり。少しずつ会話も増えてきたり。
でもやっぱり変な関係なわけで。男の子は必要以上に甘えることを嫌がる。
でも男性は、「俺もひとりで過ごしてきたけどやっぱり一緒に暮らす人がいたほうが楽しいね。おじさんのためだと思って一緒にいてくれよ」とか言って、関係など気にせず一緒に暮らそうと言う。
ここで男の子は完璧に男性に懐きます。一緒にいて良いどころか、必要だなんて言われたらそりゃもう嬉しくて。

その日から男の子は男性にべったりになります。男性が知らない人と話していたりすると、取られるんじゃないかと思って超嫌がる。
逆に心配になってくる男性。
好きな子いないのとか聞いたら男の子は激怒する。「俺はお兄さんがいれば他なんてどうでもいいです!」とか言っちゃう。
やべえと思うが変なこと言ったらぜってえ怒られると思うと何も言えなくなる男性。

さて男の子は、好きな子いないのと聞かれて、あ、俺の好きな人ってお兄さんだなあと思ってしまいます。心の大半を占めているのはお兄さんだが勘違いだよそれは。しかし気付かずにそう思いこむ男の子。
そして男の子は思春期です。最近身につけた性的な知識をここでちょっと利用してしまいます。つまりは自家発電ですが男性のことを思いながら致したらすごかったのでこれが恋か!となる。

それから男の子はちょっと余所余所しくなります。男性は若干寂しいながら「これが親離れか……」と思ってちょっと安心。
しかし安心してはいけませんでした。

ある日の夜のこと。男の子の部屋の前を通ったときに、男の子が苦しそうな声で自分を呼んでいることに気付いた男性。ろくろくノックもせずに部屋に入ってしまいます。
まあ当然ですね。真っ最中の男の子を目撃してしまう男性。

男性はとっさに逃げますが見ちゃったものは見ちゃったし聞いちゃったのは自分の名前です。男の子の気持ちに気づく男性。うそだろと思いますが状況証拠はゆるがないでしょうね。
男の子も一時呆然としますがやべえと思い始めます。そこで開き直り、バレちゃったし夜這いでもするかと思い立ちます。

男性は、男の子の部屋からそう離れてもいない自室に逃げ込みます。男の子の自家発電なんぞ見てもどうとも思いませんが、それが自分のことを思ってだということに、いろんな意味でドキドキする男性。
ベッドで悶えていると男の子が部屋にやってきます。平静を装う男性。
なんと男の子は男性に抱きついてきました。やべえと思うが突き放してもだめだと思う、結果、硬直する男性。
男の子は潤んだ瞳に真っ赤な顔で男性のことを見上げて言います。「さっき見たよね?俺、お兄さんのこと……好き。俺の好きな人は、お兄さんだよ……」

いけないと思いますよ。というわけで、身の危険も感じるし、かわいいのも事実だが犯罪者になりたくもないし、一度突き放す男性。男の子は泣いちゃいますがここで優しくしたらアカンと思って、男性はめっちゃ努力して冷たく接します。そして部屋に帰す。
「君は頼れる大人が俺しかいないから、俺のことが好きなんだろう。でもね、それは恋じゃないよ」というのが男性の謂。
そんなことないと言いたいけれど、そうなのかなと思ってしまう男の子。悩ましいですね。

次の日からも普通に、何事もなかったかのように、若干冷たく接する男性。男の子は振られたと思いこんで落ち込みます。
男性は内心、マジどうしようと思っています。こんな超展開はじめてですし。女性経験はあれどショタの気持ちなど分からんので。とりあえず普通に接しようとしていますが、無意識に、話しかけることを極端に減らしてしまいます。

男の子は男性が大好きです。気付いたら大好きでした。男性に会ってから、年相応に甘えられるようになったし友達も作るようになりました。自分を変えてくれた男性が大好きです。というわけで、落ち込んでいたら気付いてくれる友達が、今の男の子にはいるのでした。
年上の人に振られちゃったということを、いろいろ伏せて話す男の子。友達は、男性の言ったことに対して怒り始めます。
「なにそれ!その人、きみの気持ちにちゃんと向き合ってくれてないよ!そんなの言い訳じゃん!」と友達。良い子です。
もう一度しっかり話すべきだという友達。男の子は頷きます。

さてその日の夜さっそく話し合うことにした男の子。
男性は心の準備ができていなかったので非常に戸惑います。
「俺はお兄さんのことが好きです。お兄さんの言うように、大人への憧れとかもあるかもしれないけど…やっぱり、好きです」と男の子。
男性は、年齢のことや、自分の立場などについて話し始めます。「だめだよ、俺は君とそう言う関係にはなれない」
しかし男の子は折れません。「立場とかじゃないです、お兄さんが俺のことをどう思うかなんです!」
それを聞いてはっとする男性。確かにそうだ。俺は自分の気持ちを言っていない、と。
しかし、真剣に考えた結果、やはり結論は変わりませんでした。
「……ごめんね。俺は、君を、そういうふうに思ったことはない」

「じゃあ」と男の子。
男性は、結果として振ってしまったので、また泣かれるかとびくびくしていました。が、顔を上げた男の子は、泣いてはいませんでした。
「お兄さんが俺のこと好きじゃなくてもいいけど、俺はお兄さんのこと好きでいていいよね?」
えっ、と思った隙に、なんと男の子は、男性の唇を奪ってしまいました。
「これからアタックしてお兄さんのこと振り向かせるから、よろしく」
男の子は男らしく言い残して、その場を立ち去りました。
どうしてそうなるのやら。理解できない男性。しかし自分の発言を思い返すと、今までそう思ったことがないということは、これからそう思う可能性があるってことか?と焦り出します。
しかしどう言えばよかったのか。
男性は頭を抱えることになりました。

たぶんなるべくしてなったこの状況。
これから男の子からの男性への猛アタックが始まるのでした。


なっが、妄想なっが。これもうプロットじゃねーか。
書く気はありませんよ…むりよ…
カテゴリ: 小ネタ

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