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□バブ
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どうすれば神崎くんとせっくすできるかなぁということで3パターン試してみたよ!←タイトル


@とりあえず誘う

近くに寄っていって…
「ねぇねぇ神崎くん」
「なんだ、夏目か」
携帯を扱っていた為神崎くんの反応はなんか薄い。けども後ろ側から近づいてたから、斜めに見上げられて、不機嫌さとしぐさがガキっぽくてかわいいなー。
「あのさ、」
「なんだよ」
「せっくすしない?」
「しねぇ」
…うーん、言った瞬間に打ち落とされた。いきなりは駄目だな。


Aボディタッチ後に誘う

ボディタッチをしたら親密さが上がる(ってどっかで聞いた)からまずは引っ付いてみよう!
「…何しているんだ夏目」
「お、城ちゃん」
理解できないものをみるような目をした城ちゃん(ちょっと怒ってるオーラが出てる)は冬なのに薄着、半袖。筋肉だるまだからって寒くないわけないと思うけどなぁ。
「んー暖とり??」
「神崎さんが嫌がってるから離してくれ、いや離せ」
ゲーム口調:城山の怒りのオーラが膨れあがった。
すげぇスー●ー●イ●人の後ろの効果みたいになってる。
「えーそんなことないよ。」
「いや、そんなことあるから。お前が後ろから羽交い締めて手で口元抑えてるから動けないんだ。声出せないんだ………って神崎さん青紫色!手ぇ鼻まで覆ってるぅう!!」
その言葉にパッと手を離した瞬間に前方に倒れて咳込む。
ゲホゲホと激しく咳込むその背中を撫でると神崎くんはちらっとこっちを見て。その赤黒く染まった顔に涙が伝っていてキュンとなる。
「だ、大丈夫ですか神崎さん!」
「ハ、ハァ、、カハッ、ハ、」
「……神崎くん…」
呼んだらまだ涙の張った目で睨まれて、ああ、たまんない。
「ね、いっぱいひっついてて気持ち伝わったよね、以心伝心だよね」
「ハ…?何言って」
「つまり、」
「つまり?」
「せっくすしない?」
「病院行け。」


Bキスをして誘う

俺に病院行けと言った神崎くんは城ちゃんが顔色が優れないと言って保健室に連れてった。病院って自分が行きたかったからかなぁなんて自分でもわかる的外れを思う。
二人が教室を出たあとに俺も出て、 少し間をみて保健室へ向かう。
やっぱ順番は辿んなきゃだな、次はどうしよう、寝てるかな、なんて考えながらゆっくり歩いた。
中から話し声が聞こえないのを確認してガラリと戸を開ける。
1つのパーティションだけが仕切られてるのを確認、後ろ手に閉め、近づいてカーテンを開けようと手を伸ばしたら先に開けられる。
「うげ」
「神崎くん、」
…そんなあからさまに嫌な顔をしなくてもいいのに。
舌打ちをして、すぐに走り逃げようと企てるから捕まる。
「痛!テメェ離せやっ」
「だって逃げようとするんだもん」
掴んだ手首を引き寄せて、指先にチュと吸い付くとおもしろいくらいに跳ねる。あれ、もしかして…
「神崎くん今」
「うっさい気色悪いことすんなバカまじ離せ。」
えーいますごいかわいい顔になってたのにスグかわいくなくなった。すごい眼力、超睨まれてる。
やだなぁ、そんな意地張れないくらいにしてやろうかってなるじゃんもう。
「なんで隠そうとするの?反応するとこみせてよ」
ぐっと腕を引いてホールド。
勢いのまま頬をペロと舐めたらびくっとなって目を一瞬ぎゅっとつむる。
「っ!何?お前ホント今日おかしっっ」
またすぐにかわいくない反応をするから、口に食いついた。
離れようともがくけど手は俺の腕の下だし顔を抑えてるし腰は強く抱いてるから離れらんない。
逃げる舌を捕まえてその縁をなぞると、ビクンと反応が返ってくる。
「っ、んぅ」
その刺激に、いやいやをするように首を振るけど意味がなくて、むしろそれによって舌同士を擦らせてしまい、神崎くんは刺激で一層顔を赤らめる。
最初は大きく開いてた目が今は涙に覆われて、頬には伝った跡が光る。それを拭おうとすると困ったように眉を寄せ、目をつむるからまた雫が垂れて。普段の様子からは垣間見れないところにゾクッとする。たかがキスくらいでかわいすぎるだろコレ。
「、やめっ、ぁ!」
角度を変える時にまだイヤって言うからすぐに塞いで、そんで咥内の、上あごの固いとこを刺激するとびくびくしてまた涙を流す。舌を触られるのも押されるのも弱いみたい。
「ん、うっっ」
口の端から唾液が漏れて鎖骨まで濡らしてるけど、伝う感触より俺の手と舌の動きに翻弄されてる神崎くんが、かわいくてたまんない。
逃げ回ってた舌もピクピクと反応を示すだけになってきて、ほんとキスに弱いのかがわかる。そろそろ離して誘ってみるか…あ、ずっと逃げてたからまだ舌吸ってなかったなぁ。咥内刺激するだけで泣いちゃうけど吸うとどーなるんだろ………、まずはできるだけ奥まで絡めてから…せーの、
『ぬチュ、ぢゅうぅぅぅっっ』
「!んん゙〜〜〜っ!!」
強く舌全体を意識して吸うと、びくびく全身で震えて…全身で?
「ぷわっっ」
「ねぇ、て、え?うわ、ちょっと大丈夫??」
離した瞬間にと崩れ落ちて、ハァハァと息を整える神崎くんは肌の見えるとこ全てが赤く染まってる。
「はぁ、、んと、ハ、、信じらんね、」
「…真っ赤んなってる」
「!!」
ぺたんと座り込んでる神崎くんに言うとバッと俺を見上げて、すっごく困った顔で口を戦慄かせて、声になってない声が出る。
「ぉま、お前、が、、んなこ、したから…!」
「うん、すごくかわいいよ。神崎くんすっごくかわいい」
「〜っ!」
馬鹿の一つ覚えみたいにかわいいって単語しか出てこない。
俺を見上げる神崎くんをもっと近くで見るように腰を落として顔を近づけると、かばっと腰を捕まれ腹に顔をひっつけてぐりぐりされる。
「うわ!バランス崩れるよっ」
「うっさい馬鹿!見るんじゃねぇっ!!」
「見るなっても…」
くすぐったい、ほんとこれはくすぐったい。
ぎゅうぎゅう抱き着いて腹に顔を埋めて。俺から顔は見えないけど、相変わらず襟首の空いたシャツだから首から背中の真ん中くらいは見えてて、しかもそこが蒸気しているのがわかる。きっとそこに手を突っ込んだら震えてくれるだろうか、まださっきのを余韻があるから涙するかもしれない。
逃げないことで俺が真正面から見たり手を出したりするのは回避できてるけど、抱き着くってのはなかなかだ。なかなかにオトコのツボを抑えてんじゃないか、神崎くん。俺のツボはばっちりだったし。咄嗟に抱き着いたってのはわかるけど、ぐりぐり頭すりつけるとかかわいすぎ…普段のツンはどこいったのかってくらいデレデレでかわいい。いや、いつでもかわいいけど種類が違う。
少し抱き着いてた力が弱まったから、腰を落として正面から抱き締める。
耳元、こめかみ、頬にキスを落とすとまた震えて、ぎゅっと俺の服を握る。
「ねぇ神崎くん、」

−せっくすしない?

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