イナズマイレブン

□素直じゃない
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『あつや、もっと周りを見ようよ』

「うるせぇ、周りは俺に付いてくればいいんだよ」

『あつや』

「・・・誰だ」

あつやは背後に人の気配を感じ振り返った。

「誰だか分からんか」

デザームはにやりとニヒルな笑みを浮かべあつやを見下ろした。

「で、デザーム!! 何しにきやがった!!」

あつやは予想外の人物に驚き睨みつける。

「吹雪、貴様と二人で話がしたい少しいいか?」

「俺はお前に話す事なんてない、帰りやがれ」

あつやはきっぱりと断ったが、

「・・・そうか、仕方がない」

デザームは言うとあっと言う間にあつやとの距離を詰め、胸ぐらを掴み時空間へと消えた。


「ぐぅっ」

時空間から出ると放り投げられ身体が跳ねた。

「な、何!?」

身体の弾みを利用して手を抑えつけられる。

「どうした、さっきまでの勢いは」

デザームは挑戦的な笑みを浮かべあつやの唇に触れそうなほど顔を近付けた。

「くそっ、用件を話やがれ」

「お前は試合をする前としている時では性格が違うらしいな」

「っつ!!」

あつやは驚き目を見開いた。


「そこでお前を調べた、お前は双子で、弟と性格が正反対・・・・そう、弟の名前は・・・・「あつや」と言っていたな」

デザームはあつやに視線を合わせたままゆっくりとしゃべりあつやは身体を強張らした。

「っつ!!」

「俺の心を熱く滾らせるのは「あつや」お前だ」

視線を合わせはっきりと言うデザーム

「えっ」

今なんて?

あつやは鳩が豆鉄砲を食らったみたいに呆けているとデザームはくっくっくと笑い、

「あつや、俺を滾らせてみろ」

挑発するような笑みを浮かべた。

「おもしれぇ、俺のテクで鳴かしてやる」

あつやはにらみデザームはあつやの上から離れベッドの端に座り直した。

あつやは向き合うようにデザームの膝に座り、口ずけし始める唇の輪郭に沿って舌先でチロチロと舐めた後、啄むようなバードキスをしながら舌を滑り込ませていく、

「ん、はぁ」

あつやは自分のが反応し始めているのに気づき、デザームのに指先で触れてみると反応し始めていた。

あつやは嬉しくなりもっと触れようと手を伸ばすとデザームはあつやの頭を抑え口ずけを深くしていく。

今までに経験した事のない気持ちよさにあつやはデザームの首ににしがみつくしかなく、気がつくと押し倒されていた。

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