「…そんなに脅えんなよ」
「無理言わないで下さい。いきなり物陰から人が現れたら誰だって脅えます」
「酷ェなー。お兄さん傷ついちゃうぜー」
「勝手に傷付いてろ」
「…本格的にキたよ今のは」
「はいはい。」
「……」
「で?今日は何の用なの?」
「…いや…」
「どーせまた同僚さんや上司さんにイジられたんでしょ?」
「や、違くて。つーかどんだけ俺ダメ男?」
「ティキからダメを取ったら無駄な顔の良さしか残らないよ」
「!!!!!」
「それより本当は何だったの?」
「…はぁ…折角色々考えて来たのに…」
「は?」
「お嬢さん」
「…何?改まって」
「無駄に顔のいいダメ男はお嫌いですか?」
「……」
「………」
「…………」
「…何か言えって」
「……ティキって薔薇の花好きよね」
「は?」
「前にもくれたでしょ?」
「…そーだっけ?」
「…そーゆうところは大好きよ?」
「…え?」
「さ、帰りましょ」
「あ、お、おいちょっと!?」
Happy Wedding
TIKI and YOU!!
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