ロミオとジュリエットな魔法使い__Secret love__

【3th Secret love】
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3th Secret love






君が愛しくてたまらない。


僕はジングウジを、求める。
何度も何度も。



今日もこうして、

僕らは肌を重ねた。



「ジングウジ・・・?」

「ぅん?」

「起きてたか?」

「ええ。」



僕は、目をこするジングウジを抱き寄せ、
額に唇を落とした。



「「・・・・・。」」



そうすると、ジングウジは僕を見つめて、
ぎこちない手つきで、僕の頬と髪に触れる。



そんな君が可愛らしくて、愛しくて、
もっと強く抱き締める。


「そろそろ私、行かなきゃ・・・。」


僕の腕の中からすり抜けたジングウジ。




「泊まって行かないのか?」


___明日から休日なのに。


「ええ。ハーマイオニーが心配するわ。それに・・・・・・、」



そこまで言うと、
ジングウジは口を閉ざし、ブラウスに腕を通した。



___わかっているさ。


『ハリーも』って、言うんだろ?
そうだろうな。
ポッターだって、ジングウジにお熱だから。




「途中まで送るよ。」

僕も、脱ぎ捨てたYシャツを拾って腕を通した。



「大丈夫よ。まだこの時間なら平気!」



ジングウジは、
ネクタイを締めながら振り返って、
僕に微笑んだ。




「・・・・念のためにコレ、貸すから持って行け。」



『じゃあね』と、言いかけたジングウジに、
父上からお借りしている、マルフォイ家の透明マントを手渡した。



「ありがと。」



ジングウジは、僕から透明マントを受け取ると、
ドアノブに手をかけた。



___まだ、行かないでくれ。



そんなことは言えるわけがないけど、
僕は、背後からジングウジを抱き締めた。



「・・・マルフォイ?」



ジングウジが驚いて、
チョコレート色の瞳を見開いている。



「「・・・・・・。」」



けれど、ジングウジも僕の背中に腕を回して、
抱擁に応えた。



柔らかな長い黒髪。
甘い香り。
小さな体。



抱き締めると感じる。
ずっとこうしていられたらと。


僕の腕の中からすり抜け、
連中共の所になんか行くなと。



無理なことだとは、わかっている。
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