□桃色吐息
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それは夢まで見るほどに。
身体が軋む。
「あっ…は……っ」
身体が熱い、それはきっと自分だけではない。
相手も同じ。
組み敷く身体は、白く、滑らかだ。
「きつい、くっ…」
しかし、腰の動きは止まらずに押し進む。
じゅぷっじゅぷ!
動きは激しくなっていく、早く吐き出したくて、たまらない。
「あうっ!あ、あっ…」
あと、少し。
「オボロ…っ」
絶頂が近いのか、吐息混じりに俺の名を呼ぶのは…
「ベナウィ…!」
ばちっ
「………ありえない」
目覚めて、最初の一言はそれだった。