Novel
□栗と愉快な仲間達。
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「じゃあ、また後でね」
「あぁ。…迷子にならない様にな、ジュリエット」
「分かってるわ!」
「…どうだか。」
ぼく達は栗井 栄太。ゲームクリエイターだ。
今日は一同でお買い物…の筈だったが別れる事になった。しかも、二人二人で。
その別れ方が凄いのだ。
姫曰く、
「やっぱり、男と女で別れた方が楽しいじゃない?」
らしいがぼくには全く分からない。
と、いう訳で。
「…結局、そうなるのか」
ぼく、ウイロウは呟いた。ぼくは神宮寺さんと一緒になった。
「…だな。全く、俺は皆で買い物をしようって言ったのに…。」
頭を掻きながら呟く神宮寺さん。姫に言えない理由、それは姫が恐ろしいからである。それはぼくも納得する。
…あの人は悪魔だ。