Novel

□無くなった鍵
2ページ/6ページ

「うわ!!?何するんだよ、達夫!!」

慌ててぼくは達夫を退けた。そして、ポケットから砦の鍵を出した。達夫が覗き込んで来た。

「ん??何だ??鍵か??」

「あぁ、とり…家の鍵なんだ。」

砦の鍵を良いかけて言った。ふーんと達夫が言うとぼくと達夫の前に一人の男が現れた。…創也だ。

「何しているんだい??内人君、達夫君」

「あぁ、創也か。秘密の話だよ、な!!」

「え…あ…あぁ…」

ぼくは慌てて頷いた。創也がムスっとした顔になった様に見えた。

「ぼくは帰るよ、じゃあ」

と言うと創也はにこっと微笑み去って行った。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ