little dream
□ろんりーX'mas
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「てめぇ死にたかったら死にてぇって言えよ、」
「え゛…っ」
さっきから俺の隣でラッピングされた箱を楽しそうに抱き締めている朝長が居る
ただでさえこっちはハードな練習で心も体も疲れきってるって言うのに…
こいつときたら昨日からこの調子だ
練習中はまだ良いが休憩や練習が終わると童顔の顔が緩みっぱなし
練習が終わってロッカールームに行くと朝長はロッカーからその箱を出しにやけながら抱き締める
こっちも段々と腹が立ってくる頃だ
「進也さん…今日機嫌悪いですね?」
やっぱりこの笑顔…
笑顔と言うよりはにやけ
「お前が悪くしてんだろうが…昨日からんなもん抱き締めてニヤニヤして…気持ち悪ぃんだよ」
ロッカーを開け着替えを取り出す
「な…!…進也さん?今日はなんの日だと思いますか?」
ユニフォームを脱ぎイスにかける
「んあ?知るか―。あ、孝介が死ぬ日?黒笑」
「ちょっ!俺は明日も元気に生きてますよ!今死んだら今までのワクワクどおしてくれるんすか…」
「だからなんで、んなワクワクしてんだよ…」
Tシャツの袖に腕を通し着々と着替えを済ます
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