**詩**

□空よりも君が好き
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青く澄んだ空を見上げたなら
君を思い出すよ
いつか君が教えてくれた秘密の場所
何かあったらここにおいでと君は言ってくれたね
つらいこともかなしいことも
君といるといつのまにか忘れてしまう
今までは全部空に相談してたの
返事が返ってくることはないけれど
それでも空はいつもと変わらず雲を風に流していく
私の涙と一緒に
どんなに悲しくて泣いていたとしても空は一緒には泣いてくれない
君と出逢って初めて知ったの
人と泣くのはこんなにもすっきりするんだって
君にもらったやさしさを君にもあげられるかな

空はいつまでも晴れていてね
毎日青い空を見上げては君を思うよ
雨が降ってしまったら
空を見ては悲しくなるけど
そんなときは君が傍にいてくれるから
かなしみなんか忘れちゃうよ

空が黒く泣いているのを見上げたなら
いつも君が恋しくなるよ
君がいなくても空はあるからと
さみしいなんて言えないから
強がってみたの
君はそんな私のことをわかってくれるよね
だから優しくなだめてくれるんだよね
君の優しさに甘えてばかりで
私がダメになっていくの
このままじゃいけないこともわかってる
そのうち離れなきゃいけないことも知ってるよ
別れてしまうその時までは
君に今までもらったもの
いいものばかりではないけれど
それも大切なものの1つだから
大事にしまってあるよ

空はいつまでも晴れていてね
どんなときでも青い空を見上げては君を思うよ
雨が降ってしまったら空を見ては悲しくなるけど
今は君がいてくれるから
雨を少し好きになれそうな気がするよ

雨上がりには今まで泣いてた黒い雲の隙間から
陽(ひ)の光が私たちを照らしてるよ
君からもらった魔法の言葉
今までもこれからもずーっと君が好きだよ

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