**詩**

□OVER THE WORLD
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海の向こうには何があるのかな
波打ち際の貝殻
引き寄せられては流される
水面(みなも)に浮かぶクラゲ
流れに身をあずけて
朝陽が昇る海岸は寒くて
波打つ岸に負けそうになる
太陽に温められた砂浜を歩けば
探し物みつかるかな
渡り鳥が群れを成して飛んでいる姿を見たら
運命を感じる

海が大いなる大地の恵みで
太陽がその肥やしだとしたら
何億分の1で生まれてきたこと
定められた運命よりも奇跡に近い
夕焼けが辺りを照らしたら
海も雲も赤く染まって
私の心も洗われるよう
純粋な気持ちになれる気がするよ

嵐は海を荒らし無造作に襲いかかる
波は高くなって街を呑みこむ
自然の力にはどんなものも及ばない
自然によって作り出され
自然によって壊される
世の常は変えることのできない運命(さだめ)
海の向こうに夢を描いてた
見えない世界に希望をのせて

海が大いなる大地の源で
私がその一部なら
決められた未来なんて無い
ムリヤリでも切り開いていくよ
諦めることは負けることみたいだけど
負けることは恥かしい事じゃない
それを人のせいにしなければ
逃げることはダメなことじゃない
身を引く強さも持たなきゃね

冷えた体を朝焼けに温めてもらえば
私の心もほてらされて
海も穏やかになる
強い勇気が湧いてく

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