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□Kaleidoscope.
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少し刹那にリードされ、顔を紅潮させるロックオン。
刹那によってバスローブがはがされたので、自分もゆっくりと刹那のバスローブを肩から脱がしていく。

「………ふぁっ…」

くちゃ、と一瞬唇が離れると刹那からは吐息が漏れ、何本もの銀糸がふたりの唇を繋ぐ。
ロックオンから唾液がぽたりと垂れると、それはシーツに染みとなって残っていった。

ロックオンは刹那の脇の下に手を忍び込ませると、そのまま顔を傾けて露になった白い首筋に噛みつく。
それを優しく啄んでやると、刹那の鼻からくぐもった声が漏れる。
刹那は首筋に性感帯を持っている。
首筋だけでも十分イカせることができる。
ちゅくちゅくとわざと音をたてながら唇で愛撫してやると、くすぐったいのか刹那は少し首を縮めた。

ロックオンは彼の甘い香りを堪能しながら首筋はもちろん、耳の後ろ、肩の辺りまで吸い付き、赤い所有の印を付けていく。

弱く吸っただけでは跡は残らないので、彼が痛みを感じない程度にきつく吸い上げると、刹那は「……あっ…」という高い声とともに更に腰を揺らすのだった。


「……んっ、ロックオン…」

「首弱いなー、気持ちよかった?」

「……………」


何故首で感じるのは分からない。
恐らく人間の急所である首が愛する男に支配されている、という状況が刹那にぞくぞくというあの高まりを感じさせるのだろう。

「………ん、早く……」

刹那はロックオンに軽くキスをして次の行為を求める。
腕は首に回したままだ。

「淫乱」

クスッと笑ってロックオンは自分のバスローブを全て脱ぐと、刹那のそれも全部剥ぎ取ってしまった。
互いを隔てるものはもう何もない。
生まれたままの姿で見つめ合う二人に、ロックオンは更に短くキスを送る。
刹那は目をつぶってそれに応える。


「…………あっ」

唇から首、そして胸にロックオンの舌が滑り下りていくと、やがて刹那の可愛い胸の飾りにたどり着く。
まだ幼く、綺麗なピンク色をしたそれは誰にも汚されていない証拠だ。
…少なくとも自分以外には。


「………あっ、あっ…あっ…」

まず片方の突起だけを舌で焦らすようにコロコロと転がしてやる。
刹那の反応を見るためだ。
感じているとちゃんとそれが立ってくる。
小さな喘ぎ声を漏らしながら刹那が腰を振ったのを確かめると、今度は片手を持ってきて二本の指でキュ、と摘まんでやる。
舌と指で同時に攻めあげ、刹那を性的な興奮に誘い込むのだ。
うまくやればそれだけでイケるようになる。

「……あっ、ロックッ…、そこぉっ…」

力を入れたり緩めたりしながら刹那に優しく快楽を与えていく。
確実に声の質が変わっている。
愛撫で感じている証拠だった。

「………あっ、あんっ、…ふっ、あっ…」


少し声を我慢し、恥じらいながら耐えている刹那がとても愛しく、どうしようもなく可愛い。
ロックオンはしばらく突起を攻め続けた。

刹那の間に足を割ると、そこが既に勃ち上がりかけているのが分かる。
ディープキスと首筋と胸の愛撫で刹那を感じさせることができるように開発したのは、紛れもなく自分である。
今更ながら、たった16の少年相手にそんなことをしたのかと思うと、ロックオンは苦笑せずにはいられなくなる。


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