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□Kaleidoscope.
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「もう少し我慢だよ、刹那」

たったこれだけでイカれてしまってはたまらない。
セックスはまだ続くのだ。
たった20分の愛撫で終わらせるつもりはない。
もっと時間をかけて、刹那を愛していきたかった。
ただ突っ込むだけなんてもっての他だ。

「ロックオン…」

ロックオンは一旦胸の愛撫を中止し、今度は左腕で刹那の後頭部を包み込む。
浮き上がった首筋にまたキスを送りながら、耳を甘噛みする。
耳の中にロックオンの息が入り、刹那の身体はブルッと震えた。

「刹那、下、触っていい?」

ロックオンが耳許で甘く低く囁く。
刹那は顔を真っ赤にしながらコクリと頷くと、ロックオンはまぶたにキスをしながらゆっくり右手を刹那自身に持っていった。


「…………はっ…!!」

突然の刺激に、刹那はロックオンの背中に爪を立てた。
既に勃ち上がりかけたそれは刹那の出した先走りでトロトロに濡れており、ロックオンが触っただけで粘着性のある液体が簡単に絡みついてくる。

ロックオンは刹那の首筋に様々にキスをしながらそれを弄んでやると、刹那は甘い声を出しながら首を振って悶えた。

まだ幼い、小さな自身は自分の汚れきったそれとは全然違う。
まだ女を知らない刹那はロックオンの大きいそれを見て心底羨ましがるのだが、お前にはまだ早いと戒めてやる。
16歳は早すぎる…そういう自分はこの16歳の少年を抱いているので何とも言えないのだが。


「……あんっ、それっ…、もっと…」

右手で輪を作り、先走りを絡めて幼い刹那の性器を優しく扱いてやる。
指が生み出す摩擦…これは男にとってはこの上ない刺激となり、快楽が全身を駆け巡る。
幼い刹那でも感じることができる。
というより、自分がそういう風に開発してしまったのだった。

「…いい?ココ?もっと欲しいの?」

「ん…もっと…扱いてぇ…」

息も絶え絶えの刹那にキスを落としながら、自分は余裕の表情で愛撫を続けていく。
次に全部の指を使って彼の性器をきゅ、と握ると刹那は更に悶え、鳴く。

「……ぁっ、あっ、アっ、キモチ…イィ…」

刹那の声がロックオンの本能を掻き立てる。
全てが快楽となって刹那に刺激を与えていく。

「コレだけでイきそう?」

悪戯っぽく尋ねると、刹那はロックオンをぎゅと抱き締めて首を縦に振った。


「じゃあ一回イカせてやろうか…」

悶える刹那を首筋にキスを送って押さえつけ、スピードを上げて下半身を一気に扱きあげる。
先走りは絶え間なく溢れており、ぐちゅぐちゅという卑猥な音を紡ぎ出していた。


「…あっ、あんっ、ロック…、ロックゥ…、ふっ、アァアッ、ダメッ、イクッッ…!!!」

「もう少しだけ我慢」

「……っ焦らさないで!!…っあん!!」

「焦らしてなんかないぞ。お前が感じやすいだけなんだ」

自分は限界に近いのに、ロックオンに余裕ぶった声で言われると、ますます自分が追い上げられてしまう。
大人と子どもの違いを見せつけられる。
ロックオンは鎖骨を吸い上げながら、その綺麗な指を様々に操り、彼を快楽の渦に突き落とす。

「……イク?もう限界?」

「…っアァ!!ロック…ッ!!」

「イって、刹那」

「……っあぁあァアア…」


甲高い声と共に膨張した刹那自身から、勢いよく白濁の液体が吐き出される。
ロックオンはその全てを扱いていた右手で受け止めると、更に絡めて少し萎えた刹那の性器を優しく揉んでやった。

「……あっ、ぁあ…」

射精後のダルさからか、刹那は脱力しながら荒い息を吐き、ピクピクと身体を痙攣させた。
イッたばかりの身体はあまりにも無防備すぎる。



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