TENNIS
□俺様彼氏。
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―まぁ例えば。
文武両道、眉目綺麗、才色兼備…そんな人が彼氏だとするじゃないですか。
でもね、そんなウルトラスーパーサ●ヤ人みたいな人が彼氏だと、
少なからず彼女は引け目を感じてしまうわけですよ。
そんな彼女の悩み、分かって貰えます?
「…で?」
一段落つくや否や
彼…跡部景吾はニヤリ、と笑って尋ねた。
「いや、だからね、私は景吾に引け目を感じて日々暮らしているわけで。」
「アーン?俺様が彼氏で嬉しくねぇとでも言いてぇのか?」
「そ、そんな事は一言も…!って話ズレてるんですけどっ!」
私が叫べば、景吾はクツクツと喉を鳴らした。
「バーカ。お前は俺様が認めた女だぜ?どこに引け目を感じる要素があるってんだよ?」
…あぁもう!
何でそんなに自信満々なんだよナルシスト!!
俺様彼氏。
(そのナルシストの恋人はどこのどいつだ?)
(…うっ)
―END―
(跡部は俺様じゃなきゃ跡部じゃないと思う今日この頃)