拍手

□02
1ページ/1ページ




「おはようダーリン」

「・・・おはようハニー」

「あらま、のってくれ
るなんて珍しいね」



たまにはね、と彼は
体を起こした。

かも有名な風紀委員長が
この状態なんだから
他の人が見たら
びっくりだろう。



「よく眠れた?」

「うん。」



空を見上げれば
赤い夕暮れ。

校庭を見れば
下校していく生徒達。

下を見下ろせば雲雀の顔。



「そのかわりに、3時から
6時まで私は膝枕しっぱなし
だったの忘れないでよね」

「じゃぁこの前、委員会を
サボったことチャラに
してあげるよ」

「なんかそれひどくない?」

「煩い。」

「ごめんなさい。」



何か言われたら即座に謝る。
これが私の悲しいモットー。



「じゃぁ、キスかサボったことチャラにするか選ばせてあげる」






夕方6時の屋上にて。





*

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ