拍手

□04
1ページ/1ページ





「ティッキーお帰り―――!!!」

「ただいまー」



帰る早々飛び掛かってくる
彼女はいちお、ノア。
つまり、ここはノアの家。



「あまりに帰ってこないから
死んだかと思ったよ」

「かってに殺すなって」

「しかも淋しかった。」

「(それ、可愛すぎだって・・・!)」



ロードとお揃いの服を着て、
ちょこちょこ付いてくる様子は
小動物並。

傍から見たら兄と妹に
見えるかもしれないが
けっして違う、
彼女とは同い年だ



「ちょっとは身長伸びたか?」



すると、



「ふふふふふふふふ」と、


怪しい笑い声が聞こえてくる



「馬鹿にしないでよね」



ちゅっ。



可愛らしいリップ音。
真前には腕をくびに
回して背伸びしている彼女。



「なるほど、ね」





感情的経験の記憶。
劣等感。
 





*

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ