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「ティッキーお帰り―――!!!」
「ただいまー」
帰る早々飛び掛かってくる
彼女はいちお、ノア。
つまり、ここはノアの家。
「あまりに帰ってこないから
死んだかと思ったよ」
「かってに殺すなって」
「しかも淋しかった。」
「(それ、可愛すぎだって・・・!)」
ロードとお揃いの服を着て、
ちょこちょこ付いてくる様子は
小動物並。
傍から見たら兄と妹に
見えるかもしれないが
けっして違う、
彼女とは同い年だ
「ちょっとは身長伸びたか?」
すると、
「ふふふふふふふふ」と、
怪しい笑い声が聞こえてくる
「馬鹿にしないでよね」
ちゅっ。
可愛らしいリップ音。
真前には腕をくびに
回して背伸びしている彼女。
「なるほど、ね」
コンプレックス
感情的経験の記憶。
劣等感。
*