少年陰陽師(普通)

□行け!ゆけ!六合さん!!
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ある日一人の男が…



いや、



厳密に云えば

一人の神将が、


玄武が

水鏡を使っている処を

目撃した。










十ニ神将一

感情(と妄想)の激しい男、

六合である。










彼は此の処

粗(ほぼ)一日中、

一人の女の事しか

考えていなかった。





その女の名前は、

風音。





そう、

六合は風音に惚れている。





其の上、


何を聞いても、

何を見ても、



風音に結び付けて仕舞う

という程、


六合の

風音に対する妄想の

激しさは凄まじかった。










今日も


玄武が

水鏡を使っている処を

見ながら、



彼の脳内で

六合ワールド
(嗚呼、
素晴らしき六合妄想世界)

が繰り広げられている・・・










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