オリジナル小説

□咎人-とがびと-の少女
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神は云った。


私は全知では有るが、全能では無い。

良いか、
其方が天使で在るという事を、
決して、
同時刻に複数の人に知られてはならない。

知られたとしたら…

その時は、
天界の掟に従い、
無理にでも其方に封印を施さねばならんという事になる


少女が応(こた)える。


はい、神様。





少女は心配そうな神に見送られて、地上へと降りた。










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