涙の跡
□出会い
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朝早くにホテルを出て、飛行機に乗りイタリアに着いた頃には、次の日の朝になっていた。
ディーノさんは手続きをするため、私をロビーのソファーに座らせ、待ってるように言われた。
私はロビーを見渡した。
朝早いせいか、人通りは少なかった。
おしゃれな空港だなと思いながら、きょろきょろとする。
少ない人通りの中、ひときは目立つスーツ姿の男の人を見つけた。
その人をじっとみていると、何かを落としてった。
その落とし物を急いで拾いに行く。
拾って見るとそれは、パスポートだった。
落とし主の名前を確認するため、中を見る。
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