book
□God Dive
2ページ/7ページ
「はじめまして。派遣されたバレルです。」
ピシリとしたスーツに袖を通して、会釈程度にお辞儀をする。
目の前に立つ青年が、ピシャリと言い放つ。
アイツはまた……
また、執事なんかを寄越して。と言いたいのだろうが、本人の目を気にしてなのか、そこで踏み止まった。
「俺はライカだ。とりあえず、お前はこの部屋にいるだけで構わない。」
自分のことは自分でする。
と、厳しい口調で言うとライカはは奥に進んで行った。
「お……ライ「放っておいてくれ」」
部屋に怒声響いて、バレルの手が空を掴む。
その手を見つめて、確か前も似たようなのがあったな。とふと思い出した。
ただ、時計を見て動かない時計の針に
色あせた現に
イライラを覚えた
愛欲非道の
する事のないバレルは、壁に持たれた。
人生劇場は満席