book3

□ホワイト。
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「サーチマンと。」
「ライカの。…………せぇの。」

「ワクワククッキング……」
「……ドキドキクッキング」

見事に不協に重なった。

Desperate Defeat Dogの犬神さまに。
8000HIT記念 サチライ。
ホワイト。

元々の発端は、何であっただろうか。
確か、サーチとライカのいかがわし……交際が始まってからの、何週記念。1月記念、2月記念3月記念とやたら、数が増え1年が過ぎようと、していた今日この頃。ふいにライカが言い出した事だった。

何か二人で、作ろうか。

だった、ふいに言い出すから、何かと思ったが、不満は全く無い。ライカにとっては、一石二鳥。サーチにとっては、ライカと隣に居れる。

「今日は……ケーキにしてみたのですかライカ様。」
「あぁ、材料は何が良いか解らなかったから頼んだんだが。」

やたら、高かった。ライカが呟くと、その場に沈黙に包まれた。
紙袋の中身は、ホットケーキミックスと卵と牛乳と生クリームと果物。
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