book3

□愛してる?
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貴方愛用のマグカップが割れた。
何事も無ければ、いいのだけど。不安。

ライカについての、5つのお題。
お国まで、届いて。

世界地図を広げ、シャーロを見つめる。この国に貴方がいるんだと、呟く。

ナビにはクスクスと笑われたが、妙な胸騒ぎが、不安を募らせる。ピンポ―ン
遠慮も無く、乱暴気味に響くチャイム。そっと、ドアスコープを覗くと、……何にも見えなくて乱暴気味に、ドアを押し開けると、鈍い音が走る。

「な、何?;;」

目頭に涙を浮かべ、ドアの向こう側に首を出す。ふと、見下せば赤い帽子に緑色の服。
そんな服装なのは彼しか知らなくて、人物の名を呼ぶ。鼻が赤く、涙目で此方を見ている、勢いが強かったらしい。

「ライカ、ごめんね」
「かなり痛いな。これが、ニホンなりの招く手法なのか?」
「いや、全然。ライカの愛用マグカップが割れたから、少し気が動転しちゃって。」

あの、大丈夫?鼻。と、問掛けたが、心配無用とライカはスクッと立ち上がった。

「また、今度。一緒に買いに行くか。」
「そうね。行こうねライカ」

――…‥★
想い果てなく、シャーロまで。
スレ違わなくてよかった。
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