鵜稚†月

緑月に呪われし鵜の尊。
黄日に祈られし稚の尊。

月妖の怒りを買った緑神月村の人々は、50年に一度双子の少年を贄とした儀式を行わなければ、村人達すべてを亡者にされんと。

儀式の時期が近付いた時に生まれた双子の弟は月妖に呪われた右目を持ち、月が緑へと変化した祭りの日になれば、月妖の呪いに支配され、自我を忘れて双子の兄の胸を刺し、その血を口にした後、村長が双子の弟に止めをさし、緑呪月の書へと双子の魂を封じ込める。

だが双子の絆があまりにも深すぎたため、緑呪月の書は閉じれずに双子の兄の怒り憎しみの怨念が溢れ出し、村人達を亡者へと変え、緑神月村は、永遠の呪界へと変わり果てたのであった。

現在でもまだ月妖に呪われ続けている双子が暮らしているのであった。

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