復活
□ひとりぼっち
1ﾍﾟｰｼﾞ/6ﾍﾟｰｼﾞ
いつのまにか僕らは何故か一緒に居る。
いつも彼が何故か僕のところへ来ては、それが当たり前になってきてるから僕は追い返さない。
そんな不思議な関係。
｢もうすぐクリスマスですね…どなたと過ごすのですか？｣
｢…べつに｣
クリスマス
誰かと過ごした記憶がない。
群れるのは嫌いだし、気にしたこともない。
いつも１人だった。
｢なら…僕と過ごしませんか？｣
｢クリスマスを…?｣
｢はい…ではまた明日来るので待っててくださいね｣
そう言うと彼は部屋から出ていった。
少し強制的だが、いつもだから気にはしない。
クリスマスまではまだ一週間はある。
でも、クリスマスを誰かと過ごしたこともなければイベントを誰かとしたこともない。
.