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□慟哭番外編〜地の果てまでも〜
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蒼くうねる小さな焔。
それは本当に小さく小さく揺らめいて。
目の前で今にも消えてしまいそうなその焔を見ていたら、声が聴こえた。
ボソボソとくぐもった声は聴きづらく、もっと焔に近付く。
一歩。
また一歩。
とうとう目と鼻の先に迄辿り着いた時、焔は全身を震わせる様に揺れて一気に燃え盛った。
そして、確かに聴こえたのだ。
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