Sexe
□are you HAPPY？
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翔ちゃんがリーダーと付き合い始めて一ヶ月｡
ついでに、俺と付き合い始めたのも一ヶ月前｡
つまり、世間で言うところの二股？
「な〜ま〜い〜き〜｣
「いいから早く服着ろよ｣
キッチンから首を伸ばして、リビングのソファーでゴロゴロしてるおじさんに一喝｡
ヘイヘイと、おどけながらＴシャツを被るおじさんの背中に赤いキスマーク｡
あ〜｡
ちょっと目立っちゃうかな…｡
まぁいいけど｡
「翔ちゃんと約束してんだろ？｣
「ん〜？｣
なんだ、その面倒です、的な顔は｡
「あんた、俺は今日パスされてんだよ？ あんた優先なのに何が不満？｣
「ニノは昨日だったんだろ｣
ホント翔ちゃんってマメ｡
イベント命だな｡
「明日仕事じゃねーか｣
「うん？｣
「これからって、｣
チラッと時計を見て膨れるアラサー｡
「ああ、あんま時間無いね｣
昨日の夜、俺と会った翔ちゃん(エッチあり)は、昼前までゆっくり家にいて、飯の前に帰って行った｡
友達と会うって言ってたけど、多分嘘｡
俺はチョコあげなかったけど、おじさんはバレンタインに告って、そん時チョコあげてるし｡
だから翔ちゃん慌てて買い物してる筈なんだ｡
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