いま愛を語ろう

□Just you
4ページ/4ページ







「……、まだ…?」

もうどんくらい時間経ったのかもわかんね…。

とにかく。


「あ、またイクっ」

また?

「んうっ、ん…ふ」

出す時にしがみつかれるから結構苦しい。


腹ん中パンパン。


頭を抱えられてるから、息も絶え絶えな翔くんの顔が横にあるのに見えやしねえし。


繋がってる場所から尻の方へ向かって、温かいもんが伝うのに背中がゾワゾワする。


「あ」

ずる、とそれが引かれて。

思い出したように声が出た。


やべー。


「ちょ、翔くん…?」
「今の、またキタ」
「え? あ、んん」

唇だって噛みすぎて腫れてる気がするし、喉だってヒリヒリしてる。


「責任とれよ」

色々と。


「うん、分かってる。大丈夫、俺はあなたを嫁にもらうから」
「俺が、嫁?……ん、翔くんだろ、あ、あ、んぅ」


翔くんが嫁だろ?


でっかい翔くんジュニアに、いいようにされてる俺が言うのもなんだけどさ。






この日。

何かをふっきったらしい翔くんは夜通し元気で。

もしかしたら一生愛されちゃうかもな、なんて安心した俺は。


『もしかして俺の事結構好き?』


もしかしなくても、この先ずっと翔くんの事を結構好きでいると思ってちょっと泣いた。












次の章へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ