Sexe

□Strawberry
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「は、あっ」

ちゅぷっ、と音を立てて翔ちゃんが口を離した。

わなわなと震える唇を腕で押さえ付け、恐る恐る下へと視線を送れば。


「く」

信じらんねー……。

唾液にまみれ、テラテラと光る俺のビーチク。

つか、その向こうで鼻息荒く服を脱いでいる筋肉バカ。

ヤル気満々!?

「なに?」
「え?」

シャツを後ろに投げて、ベルトに手をかけながら俺を見下ろす、我らがリーダー称するところのイケメン。

「酔っ払い……だよね?」
「は?」

いやいや、俺久しぶりに見たからね。

浴びるほど飲む、ってやつ。

「酔ってる」

ごそごそとジーパンを脚から引き抜いて笑った。

笑ったよ。


しかも。


「すげー、めっちゃ勃っちゃった」
「本気?」
「本気だよ」


俺の、もう既に膝まで下ろされてる下着に手をかけて。

「だから、抱くよ俺」


だから、ってなに?


酔ってるから?

勃ってるから?

リーダーが好きだから?

リーダーと付き合ってんのが俺だから?


「わっかんねーよ」



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