いま愛を語ろう

□How to make of the boy
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「ちょっと、待って」

髪に差し込んでいた指に力を入れて智くんの頭を固定する。


「なんだよ…」
「んっ」

ぷるりとサトシくんの口から零れ落ちた俺の息子が、外気に触れて。

「は」

濡れたソコの温度が下がる。


「翔くん?」

腰に抱きついたまま俺を見上げる智くんの、唾液で光る口元が壮絶に色っぽくてクラクラする。

「あの…さ、ちょっとヤバイ」
「いいよ、イって」

や、そうではないんです。


「ん」

再び俺を愛そうと口を開けて下を向く智くんの肩を押しやれば。

なんだよ〜、ったく。


膨れた頬と尖った口がズイッと目の前に迫ってまいりました。


「気持ちよくねーの?」
「違う、そうじゃなくて、あなたの」

なに?と首を傾げる顔にある。


「髭が…」
「ひげ?」

は、恥ずかしいんですけど!

「翔」

眼を逸らそうとした俺の顎を長い指が捉えて、固定する。

「言わねぇと、やらせねぇよ」
「まっ、待って智くん!」


言います。

だから顎を胸の上に置かないでください!



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