短編集

□大波乱!?遊園地デート×3+α!
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〜才雅視点〜

今日は久々に江里香と街に買い物に来ていた。

「いっぱい買っちゃったねっ」
「ああ」

俺と買い物をするのが嬉しいのか、終始ご機嫌の江里香。
たまにはこういうのも悪くない。


カランカラン


などと考えていると、鐘の音が俺達の会話を遮った。

「福引きか…」
「券ならあるよっ」

さっき貰ったのだろう、福引き券が3枚。

「やるか」
「うんっ」

俺は江里香から券を1枚受け取り、福引きの景品を確認した。

えーと、1位車で2位が遊園地のチケット…おっ、3位はバイキングの食事券か!
こりゃ3位狙いだな!

「江里香、3位狙うぞ」
「えー、遊園地が良いな」

遊園地よりバイキングだ!
早速俺は福引き券を渡してガラガラを回した。


コロン


はいはい、ティッシュティッシュ。
分かってたさ。こんなん中々当たらないって事ぐらい。…本当だぞ?


コロン


「あ、当たった」
「何ぃ!?」


気付けば江里香が福引きをやっていて、1枚目で当たったらしい。

「おめでとう、お嬢ちゃん。はい景品」

係のおっちゃんが渡したのは大きな封筒だった。

何が当たったんだ!?


因みに、2枚目はティッシュだった。
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