すた☆だす 1st Season

□第7話「我が魂の一撃」
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〜はやと視点〜

暑い。もうすぐ夏休みなのはいいが暑い。
屋上で寝ていたら干上がってしまう。

ので、冷房の効いた教室で寝るのが1番だ。お休みー。

「寝るなっ!」

パシーンッ!

後頭部をハリセンで殴られた。いてぇな。

「何だよかがみ」
「だーかーらーっ! 授業サボんなっ!」
「今授業じゃないからいいだろ」
「アンタそのままずっと寝てるだろ」

チッ、バレたか。
大体他クラスの奴が注意するのがおかしいと思うんだ。

「つかさと羽音からも言ってやってよっ!」

同じクラスの奴を駆り出すとは……。

「はやと君、授業出なきゃダメだよ〜」
「羽音、お前の幼馴染はいいのか?」

俺が指差す先には、教室から出ようとしている風樹が。
テメー、俺を人柱にしようとしたな。

「やばっ!」
「ふー君!」

逃げた風樹を追って行く羽音。これで1人減った。
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