短編集
□不思議の国の江里香
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〜江里香視点〜
学校が終わり、私はいつものように才雅君ン家に向かった。
才雅君は、今日も依頼とバイトで遅くなるって言っていた。
きっと疲れて帰って来るから、元気の出る物作らなきゃ!
「今日の夕飯は何にしようかな〜♪」
合鍵で家の中に入り、早速夕飯の準備に取り掛かる。
そういえば、家の中が少し汚い。今度の休みに掃除しなきゃ。
夕飯も出来て、後は才雅君が帰ってくるのを待つだけだ。
「ちょっと早かったかな?」
空はまだ明るい。バイトもあるって事はまだ帰って来ないと思う。
「…ふぁぁぁ…」
何だか眠くなってきちゃった…。少しくらいなら、いいよね?
「…すぴー」
お休みなさい…。