短編集
□ほんわかwinds
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〜羽音視点〜
今日は日曜日。
そして私、北条羽音は動物園でデートするんだ〜。
ふー君とデートなんて久々だなぁ〜。
ピンポーン
あっ、ふー君が来た!
急いで髪を整えて、玄関に向かう。
ガチャッ
「よっ、羽音」
ドアを開けると、私の幼なじみ兼彼氏のふー君こと原田風樹君が爽やかな笑顔で挨拶してくれた。
学校ではいつも制服だから、私服が新鮮に見えるな〜。
「羽音の私服、新鮮だな」
あ、ふー君も同じ事思ってたんだ。ちょっと嬉しいな。
「ふー君も私服、格好良いよ」
私も誉めたら、ふー君が照れて目線を逸らした。
「ほ、ほら行くぞ///」
「うんっ。お母さん、行ってきまーす!」
靴を履いて、ふー君の隣を歩き出した。