Normal life
□始まる懐かしい生活
2ページ/9ページ
そしてまた、神奈川に戻るとは……
母「あと大事な事忘れてたわ。
汐理もお仕事手伝ってもらうから、これからの毎日の生活が大変になるわよ。」
汐理「大丈夫です。」
母「大体……朝の4時起きかな?」
汐理「ΣΣ4時!?一体、私をどこの学校に通わせる気ですか!?」
母「なに言ってるの。青学に決まってるじゃない。」
汐理「……青学?」
母「本当は立海に転校させるつもりだったんだけど、汐理が部活に入ったからさ。」
汐理「…………。」
母「お父さんと相談したらね、『あの汐理が頑張ってるんだから、それを辞めさせるのは可哀想だ』って。」
汐理「それじゃあ!」
母「1日が大変だと思うけど、汐理の好きな事をさせようって決めてね。」
私の事をそんなに考えてくれてたなんて…
――――――――――――
母「さっ、着いたわよ。」
汐理「相変わらずですね……この家。」
母「汐理の荷物はほとんど部屋に置いてあるから、片付けといて。」
汐理「はい。」
母「けどその前にご挨拶か。」
汐理「ご挨拶?」
母「会うの久々なんだし、弦一郎君に挨拶してきなさい。」
汐理「Σすっかり忘れてた!!」
この古野株式会社の隣には……
汐理「居るかな?」
真田家が在るのです。