〜一般区域〜@
□貴女に伝えるまで…
1ページ/3ページ
変わらず過ぎて行く毎日。
変わらず京の都。
そんな時、
私の前に現れた貴女。
貴女の笑顔を忘れられず、
ふと想うのは
貴女の事ばかりで…。
─貴女を強く想うほど、
苦しくなるのは…
何故なのだろうか…?─
毎日不思議だった。
不思議に想っているうちに
私は理解したのです。
この苦しみが何なのか…。
この痛み、苦しみは
貴女に対しての強い想い。
この名は
“愛しい”と言うのだと…
私に教えてくれた。
爽やかな風が吹いている日…。
こんな日に貴女は
何をしているのでしょうね?
私は貴女を想い、
ただ空を仰ぐ。
どうか届いて 私のこの想い。
この風に乗って。
伝える事が出来ないこの想い。
素直になれない私は。
貴女に伝える事が
出来ないのです…。
そんな自分が悪いのに、
貴女が他の方と話していると
許せない。
“私だけを見てほしい”
その時初めて思った…。
.