book(J)
□思いが溢れだす
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「弘樹」
机に突っ伏していた俺を秋彦が呼び起こす
「一緒に食堂行こう」
高校の食堂はあまり
美味しいものはなかったが秋彦は庶民的なところがいいらしい
まぁ俺は秋彦とならどこにでもついていくが
食堂にはまばらに生徒が来ていてたわいない話をしていた
「俺、カレーぐらいしかいつも食ってねーな…」
秋彦はあまり他人と関わらないが
俺とは喋ってくれる
ずっと俺だけをみてくれればいいんだ…
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