book(J)
□相思相愛
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〜ロマ〜
「………」
美咲が帰ってこない
友達と飲み会すると言って出掛けていったっきりだ
…俺は独占欲が強いから…
離れてほしくないんだが
こんなちょっとの時間でウジウジするもんじゃないな
リビングのソファーの上で鈴木さんと座っていた秋彦は部屋にもどろうと立ち上がった
………
バタバタっ
ガチャっ
「ウサギさんっただいまっ」
…美咲が…帰ってきた
「息をきらして…買い物袋なんかさげてどうしたんだ?」
「だって…ウサギさんとはいつも一緒にご飯食べるっていっただろ…」
「美咲…」
「まぁっ…なんか飲み会も落ち着かなかったし…別に一緒に居たかったとかいうわけじゃなくて……隣の席ではなんか大学の教授とかがいたし…」
「……」
顔を赤くして話す美咲が可愛くて
「なんつーか…落ち着くほうが良かったというか…」
自分でも話していることがこんがらがっている美咲が愛らしくて
「美咲…」
「あっこらっ服脱がすなっあっ…」
朝まで美咲を求めてしまったのは…
悪いとは…思っている…
*