携帯電話ウイルス(けいたいでんわういるす)とは、携帯電話端末の通信機能を介して他の携帯電話に伝播(広がる)するコンピュータウイルスの一種である。最初の携帯電話ウイルスは2004年6月にロシアで発見された「Cabir」で、Symbian OSを搭載した携帯電話同士で、Bluetooth機能を利用して感染した。携帯電話網を介したものではない。このウイルスは当初はあまり害がないと思われていたが、徐々に広がり、2006年1月時点で日本を含む22カ国で発見されている。現在では携帯電話が再起動しなくなるような、非常に悪質なウイルスも見つかっている。携帯電話の機能向上で高度なOSが搭載されるようになってきており、今後も携帯電話を対象にしたウイルスが増えるものと思われる。


[以下携帯ウイルスに関する情報]


●既に200種類もの携帯ウイルスが発見されている。
●Symbian OSを狙ったウイルスが大多数。
●フル充電したのにバッテリーが30分程度しかもたなくなる。(感染後Bluetooth通信やMMS送信を始めるため電池寿命が急激に低下)
●画面に見慣れない「Cabir」「caribe.sis」の文字などを表示。
●メニューアイコンの模様が変更される。⇒変更されたアプリは使用不可になる。
●以前に受信したMMSメッセージの電話番号やアドレス帳情報を元に自分自身のコピーを添付したMMSメッセージを送信する。
●Bluetooth通信が正常に作用しなくなる。
●他のBluetooth対応携帯電話を探し出し自分自身を送信する。
●受信した相手の携帯電話には、画面が「インストールしますか?」と聞いてくるが、そこで「Yes」と答えると感染。
●電源を切ると再び立ち上げることができなくなり、結果メモリーが完全に消失。
●最新型ウイルスには増殖できる機能やキーロガーを仕込んでいるのもあるらしい。
●docomoは既にFOMA901i以降の端末にウイルス対策ソフトを搭載している。
●侵入した携帯電話の電源がOFF/ONされるたびに自身のプログラムを実行。
●スマートフォンはより感染しやすい。
●発信元は中国からのものが報告されている。



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