銀魂

□花火
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新『銀さん、明日土手で花火大会ですね。』
銀『まじ?』
神『知らなかったアルか?』
銀『………。』

花火大会……。
この流れだとコイツらと行かなきゃいけなくなっちまう。
どうにかしてアイツを誘わないと。

新『銀さん、万事屋の3人で行きましょうよ。』
神『行きたいアル!!!』
銀『あー…ちょっと待って。まぁほら銀さんにも色々あるから…。』
新『まさか銀さん、他に一緒に行く人がいるんじゃないでしょうね。』
銀『………。』

そのまさかだコノヤロー。
アイツは花火なんか見たいと思うのだろうか。
まぁ誘うだけ誘ってみるか。

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沖『土方さァん。』
土『…総悟、その気の抜けた声やめろ。気が散る。』
沖『あれィ?いいんですかィ?』
土『…なにが。』
沖『明日土手で花火大会ですぜィ。』
土『あー…。そうか。じゃあ今年は一番隊と俺らで行くぞ。他は行きたいやつだ。』
沖『わかりました。』

……めんどくせぇ。
何が花火大会だ。
そんなところに何故人は集まるのか。

土『………。』

イライラする。
タバコの量がいつもより圧倒的に多い。
アイツのせいだ。

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銀『よし、お前ら行くぞ。』
神『やったァァァァァ!!!』
新『あれ?銀さん他に一緒に行く人が………。』
銀『細かい事気にしてると大きくなれねぇよ?』
新『もう!!銀さんは!!』

結局。
誘えなかった……。
ってか誘う時間がなかった。
3人は土手に到着。
出店が出ている。

神『銀ちゃん!!焼きそば食べたいアル!!!!!』
新『僕はたこ焼き食べたいです!!!』
銀『うるせェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!俺らは花火を見に来たんです!!!出店で遊ぶためじゃねぇんだよォォォォォォォォォォ!!!』

万事屋御一行は特に目立っていた。

神『花火なんて口実ネ!!!実際は出店メイン!!』
新『そうですよ!!何ヶ月も給料もらってないんだからそれぐらいいいでしょう!!!』
銀『ゴチャゴチャ言ってんじゃねェェェェェェェェェェ!!!』

ついに乱闘が始まった。
すると笛の音が。

ピ--------ッ!!!

沖『ハイハイハイ〜、乱闘を起こすようなクズはこの場で切腹ですぜィ〜……ってあれ、旦那じゃねェですかィ。何してんですかィ?』
銀『あ、総一郎君。いやぁ俺はね、花火を純粋に見にきただけなんだよ〜。なのにコイツらがゴチャゴチャ言うから〜。』
沖『じゃあなんですからガキらは俺に任せてあっちの土手の方に行ってくだせェ。眺めが最高ですぜィ?』
銀『いいの?』
沖『旦那だってたまには1人になりたいでしょう。』
銀『……ありがと。』

神楽と新八が「ガキじゃねェェェェェェェェェェェェェェェ!!!」とかキレてるのがわかったが、無視した。
すると土手には土方が。

銀『ほんとだ、眺めが最高だわ。』
土『うおっ!!!お前なんでいんだよ!!!』
銀『逆に聞きたいよー。仕事サボって花火鑑賞ですか?この税金泥棒。』
土『ちげぇよ!!!これが仕事なの!!!』
銀『もう、口ばっかり達者になっちゃって……。』

土方が説明する。
花火大会で攘夷志士達が反乱を起こしたりしないように見張ってると。
人が大勢いると攘夷志士が集まりやすいらしい。

銀『ふ〜ん。でも今日は平和だと思うけどね。』
土『何を根拠に…。』
銀『………。』

気まずい空気が漂う。
もちろん土方は白夜叉時代の銀時を知らない。
銀時もバレてはまずい。
そしてついに花火開始。

土『おー…、すげぇな…。』
銀『綺麗だな。』


 
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