銀魂

□甘味の呪い
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辰『金時〜!!』
銀『銀時な。ってかいきなりなんなんだよオメェは。』
辰『会いたくなったじゃき、来・ちゃ・っ・た☆』
銀『うわっ!!!』

坂本辰馬。
通称辰馬は銀時の元を訪ねていた。
銀時に抱きつく辰馬。
銀時も当たり前のように抱き返す。

その光景を物陰からじっと見ている男がいた。
そう、土方十四郎である。

土『……誰だアイツは……。』

銀時に抱きつく辰馬を鋭く睨みつけた。
そして悲しげな表情でこの場を立ち去った。

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沖『……どうしたんですかィ、土方さん。そんなにしょげてる土方さんは気持ち悪いですぜィ。』
土『気持ち悪くて悪かったな……。』

あの土方さんが反論しない!?
という事に、沖田は驚いていた。
これはまた旦那となんかあったに違いない。

沖『あーあ、旦那と喧嘩ですかィ?』
土『そんなんじゃねーよ…。』

喧嘩に確定。
次は何故喧嘩したかだ。

沖『…旦那に何か言われたんですかィ?』
土『いや、こっちが勝手にキレてるだけ…………。』

これはピンチですねィ。
土方さんが静かだ。

沖『……土方さん、もしかしたら土方さんの勘違いかもしれないですぜィ?』

カンで調査を進める。

土『銀時が……。』

ついに土方が喋り始めた。

土『銀時が…知らない男と抱き合ってた………。』
沖『…ふゥん…転んだだけの可能性もありますぜィ?』
土『残念だなぁ、その確率は極めて低い。』
沖『なんですかィ。ほら、たまたまとか。』
土『アイツは銀時の名前を呼びながら抱きついてたんだぞ?これはもう現行犯だろ。』
沖『…………。』

総悟ももはや返せず。
土方さんはこんな状態だし。

土『………良いこと考えた。』
沖『……はい?』

土方の久しぶりの笑みに少しほっとする総悟。

土『ちょっと万事屋行ってくるわ。大丈夫、任せとけ。』
沖『……………。』

土方さんまた余計な事するんじゃないでしょうねィ……。
俺ァもう知りませんぜ。

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土『ごめんくださーい。』
新『はいはーい…ってあれ?土方さん?銀さんなら知り合いと飲みに行くって………。』

はいはい。
そうですか。
あのヤローと飲みに行くんですか。
もう勝手にしてください。
十四郎君はもう疲れました。


 
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