銀魂

□夏風邪
1ページ/3ページ


銀『………ゴホッ…ゲホッ…ゴッホ…………。』
新『あのー、最後のおかしくないですか?なんか画家の名前出てきてません?』
銀『……なんかよー、頭がガンガンするんですけど…。喉もいてーし咳はでるしよ……。』
新『…銀さん、それ風邪です。』
銀『はぁ!?俺が夏風邪ェ!?それはないない!!!』
神『……夏風邪はバカが引くネ……。』
銀『おーい、そこのチャイナ聞こえてんぞー!!』

銀時は風邪を引いていた。
しかし原因はわからない。
まぁ、夏風邪を引く理由なんて1つしかないが。

銀『あー…ヤバいな。だるい…ってかここまでだるいの久しぶりだぞ……死ぬのかな…ねぇ、俺死ぬのかなァァァァァァァァァァァァァァァ!?』
新『大丈夫ですよ!!!なんで風邪で死ぬんですか!!!』
銀『お前にはわからないだろうな……大人になってからの風邪はものすごくキツいんだからな……グフッ…。』
新『ちょっ!!銀さん死なないでくださいよ!!!』

ちなみに今の体温は39.9度。
あと少しで40度だ。

新『銀さーん、何かしてほしい事とかありますか?』
神『なんでもするネ!!遠慮なく言って欲しいアル!!』
銀『…………ひ……………。』
新神『ひ?』
銀『……土方に…会いたい……。』
新『…土方さん?へ?』
神『ワケわかんないネ。』
銀『…ヤバいな…俺…マジで死ぬかも………最後に…土方に会いたい………。』
新『……しょうがないなぁ、神楽ちゃん呼んできて。』
神『イエッサー!!!』

神楽が走って土方を屯所まで呼びに行く。
新八が銀時のおでこの濡れタオルを取り替える。

銀さん。
なんで土方さんなんですか。
他にももっといい人いるでしょ。
さっちゃんさんとか。
姉上とか。
まぁ銀さんがいいならいいんですけど。

*************************************

神『ごめんくださいッ!!!』
沖『はいはーい…ってあれ、チャイナじゃねーかィ。何してんだ?』
神『銀ちゃんが死んじゃうネ!!!早くマヨラを……ッ!!!』
沖『土方さん?土方さんなら奥の部屋にいるけどねィ。』

神楽は走って土方の元へと向かう。

神『マヨラァァァァァ!!!』
土『うおっ!!!なんだよ、急に来やがって………。』
神『銀ちゃんが大変アル!!!マヨラ助けて!!!!!』
土『銀時が……?何があった!!』
沖『旦那がどうかしたのかチャイナ。』

盗み聞きしてた沖田も加勢。

神『40度の熱出して寝込んでるネ…。苦しいって言ってるアル。で、マヨラに会いたいって言うから…。』
土沖『…熱?』
神『40度ヨ!?銀ちゃん大変アル!!早くマヨラアル!!』
土『行ってもいいが…それ、そんな心配しなくていいんじゃね?』
神『…マヨラは銀ちゃんの事心配じゃないアルか?』
土『いやぁ…夏風邪だろ?バカな証拠だ。バカってか酔狂だな、アイツは。』
神『すいきょー?』

という事で、土方が来てくれることに。
途中でコンビニに寄って甘味を買って行った。

そんなこんなで万事屋にご到着。

神『銀ちゃん!!!言われたとおりマヨラ連れてきたネ!!!』
銀『…おー…マジか…。』
土『…お前の事、バカなヤツだと思ってたがここまでとはな…。』
銀『…うるせー…ゴホッ。』

咳が止まらない銀時。

土『病院行ったか?』
銀『あいにく病院は嫌いでね…ゲホッ。』
土『そういえばラーメン屋の近くの病院、美人女医らしいぞ。』
銀『…マジか、熱があがっちまうぞオイ。』

そんな銀時をじーっと見つめる土方。
いや、これは睨んでるのかもしれない。

銀『……お前といる方が…熱あがるっつの……ゴホッ…ゲホッ…。』
土『…………。』


 
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ