BLUE ROSE
□5話
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結局ラブーンのお礼ということでクロッカスが新しいログポースをくれて事無くおえた
海に飛んでったやつらはどーしたかな?とカイトがぼんやり考えてたら向こうに人影が見えて帰ってきたのがわかった
サンジと一緒にいるのはルフィではなく帰ったはずのミス・ウェンズデーでその後ろからMr.9とルフィ
一体何事か?とルフィに駆け寄るとMr.9に頼みがあると真剣な顔で言われたらしかった
「ウイスキーピーク?何だそれ」
「わ…我々の住む町の名だ…です」
ルフィの質問にたどたどしい敬語を使って話すのは王冠をかぶったMr.9
「船がなくなったからそこへ連れていけって?それは少しムシが良すぎるんじゃないの?Mr.9クジラ殺そうとしといてさ」
ナミが高圧的な態度でズズイとMr.9の前にでていく
謎だらけな不審人物をそう易々と船には乗せられないと考えるのは普通だった
「お前ら一体何者なんだ?」
謎だらけの二人にウソップが問い掛ければ
「王さまです」
この期に及んでまだ言うかとナミに「うそつけっ!!!」思い切り左頬を捻られた
「「言えません!!!しかし!!!町へ帰りたいんです!!!受けた恩は必ず返します!」」
二人一緒に土下座をして情に訴える気なのか地面に頭をつけて訴えてきた
その時カイトの目には寒さでわずかに震えるミスウェンズデーの姿が目に止まった
ふうっとため息をカイトがもらすと着ていた黒のコートをミス・ウェンズデーにパサリとかけた
『着てろ風邪引く』
突然のことに全員カイトをみたが、見られている本人は気にせず話を聞いていた
カイトの優しさにイケると思ったのか肩を落としてミスウェンズデーが話しはじめた
「私達だってこんなコソコソした仕事やりたくないんですがなにせ我が社は"謎"がモットー……何も喋るわけにはいかないのです!あなた方のお人柄を見こんでお願い申し上げます--」
カイトがルフィをチラリとみると何を言うでもなくじっと二人を見下ろしていて
(なんか考えでもあるのかな?)
なんてぼんやり考えてしまった
そんな状況をみていたクロッカスは
「…やめておけ何を言おうとロクなもんじゃないぞそいつらは」
とルフィ達に忠告した