●置き詩


[書込]

01/16(Sat) 16:50
空木

嫌いな煙草で
口を噤み

苦手な嘘で
人を騙す

零れる悼みを
気付かぬ内に拾い

流れる弱さを
知られぬ内に消す

けれども決して
虚偽の心は創れない

深く辛さに眠りたままで

[レスする]
[削除]

01/11(Mon) 03:26
全ての儚きモノ達
カジュ.



さぁ、
動いて見せょ。

そこのモノども。


動けるうちに…
動けばいいさ。

口がきけるうちに…
あがけばいいさ。


さぁ、
動いて見せょ。

そこのモノども。


今まで見てきた
儚きモノ達へ逢わせてやろう。


今まで見てきた
儚きモノ達と同じ場所へ連れていってやろう。


鋭利に輝く光沢を…
波打つソレに突き立てる。

噴き出す様[サマ]は
まるで噴水。
赤黒く光り広がる輪。
悲鳴をあげる儚きモノ達。

全ての儚きモノ達。
五月蝿すぎた…

黙っていればまだ
ましに殺してやったのに。
.

[レスする]
[削除]

01/07(Thu) 00:49
solitary
£ονёγ


◇僕が誰かに笑顔を求めてしまうとき、
それは自分が心から笑えないとき。

傍で誰かがただね、
ただ笑ってくれれば僕もつられて笑えるんだ

笑うっていいよね

簡単なこと?
確かにね。
でもそんな簡単なことさえ僕自身には難しい時だってあるんだょ。

◇僕が誰かに優しくしたいとき、それは自分が誰かに優しくされたいとき。

そんな世の中なのか
そんな時代なのか

結局は自分を守って生きてくことが精一杯なこの空気の中で、

『優しくされたい』
なんて贅沢なんだ。

誰にもそんな余裕なんて無いのさ‥多分。

見返りを求める訳じゃないんだけどね、
周囲が優しさに飢えてる以上、飢えている者同士で同じ物を欲しがっていても微塵も欠片も望むものに手が届かない。

だからこそね、
だから尚更誰かに優しくなりたいんだ。
優しくしたいんだ。

優しくされた相手の和みなり安らぎなりを
疑似体験の様な感覚で吸い上げて、ボク自身も目に見えない何かが救われた様な気持ちで軽くなりたいんだ。

人は多分‥人に優しくされた数の多い人ほど他の誰かにもその気持ちを、お裾分け出来るんじゃないかと

‥僕はね、
『僕は』なんだけど
そう思う。



by-fromlover☆彡

[レスする]
[削除]

12/24(Thu) 21:10
ペペ&サンタ
£ονёγ


フジャデルホルムの森の深くに、
別名‥砂の商人ともいわれる妖精のお婆さんが住んでいる。
小さいがたくましく、普段は街の家々の屋根の上で大きな荷車を押しながら歩いている。

夕暮れ‥そろそろ仕事が始まる時間だ

ペペが荷車の支度をしていると、なんだかいつもとは違う街の様子に大慌て!

とっくに空は闇に覆われているのに教会の天窓から無数に伸びた明るい灯火に気付いたからだ。

今宵はそう
Happy Merry X'mas
゜・*:..。o○☆*゜


ペペもサンタのお手伝いに駆り出される多忙な夜だ。大慌てで荷台にいつもの数倍の星の砂を積み直し、颯爽と街の屋根から屋根へと走り出す

ペペは眠りの妖精‥
子供達に星の砂を投げかけ深い眠りへと魔法をかける。どんなに不眠症の大人でも、彼女が現れると、どなたかしら?と考える間に夢の中

シャンシャンシャン
Happy Merry Xmas
゜・*:..。o○☆*゜

『これはこれはサンタ様、今宵も人々は良くお眠りになっております。今のうちにさぁさ、お仕事、お仕事』

サンタはトナカイのソリをとめ屋根の上から大きく手を振るペペの手を優しく握りしめ、

随分と星の砂で手が荒れておられるのだな


情け深く目を細めながら、そう呟くとポケットから赤い手袋を取り出しペペに渡した。

おゃおゃ、こんな年寄りのアタシに赤い手袋だなんて。

何をいう
君はこのワシの目からは永遠の美少女さ!


この瞬間、ペペの頬はサンタに貰った赤い手袋よりも更に真っ赤な色に染まり

ペペは恥ずかしそうに下を向いたままクルリと背を向け、

『サンタ様、急がないと夜が明けてしまわれますよ!さぁさ、お仕事、お仕事!』

いつになく高らかに天空に舞い踊るペペの後ろ姿‥

家々の屋根が砕け落ちる勢いで元気一杯に、荷車が駆け回る


ハイドー!

傍らで思わずニヤケてしまったトナカイ達に仕事開始の気合いが唸る。


シャンシャンシャン
Happy,Merry,X'mas
゜・*:..。o○☆*゜


※どうか今宵は、
世界中の誰もが幸福な夜を過ごせます様に‥

by-fromloverより☆彡

[レスする]
[削除]

10/19(Mon) 00:39
貴女
リリス

紅い唇が嘲笑う

貴女は血に濡れたその唇でそっと口付ける

唇から伝わるその熱が身体を駆け巡る

じわじわと僕を侵す

死に近い僕は冷たくなって逝くハズなのに

貴女からの熱で身体が熱い

もう貴女の紅い唇しか目に入らない

貴女の美しさに目が霞んできた

貴女はまた嘲笑った

僕は何も見えなくなった

貴女に殺されるなら僕はどんな醜い姿でも構わない
だからだから僕を忘れないで・・・・・


(でももう貴女の中に僕は居ない)


HP
[レスする]
[削除]

[先頭へ]
[戻る][次へ][TOPへ]
[書込]
[カスタマイズ]



©フォレストページ